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2024.10.31

【登記関係】合同会社の利益配当

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主に外資系企業の日本支店、日本子会社へワン・ストップ・サービスを提供しているアークアウトソーシング株式会社が英文での定款、議事録等の会社関係書類を作成する際に直面する基礎的事項を説明します。これは、所内勉強会を基にした内容であり、対話形式により分かりやすくお伝えします。 

登場人物;
ケンさん:22歳男性、入社1年目 (今年のハロウィンは木曜日)
エマさん:34歳女性、一児の母であり教育係(来年のハロウィン衣装は11月1日にGet)
ジョージさん:46歳男性、パラリーガルを目指して奮闘中(Happy土鍋Life中)

ケンさん:オフィスのトイレから変な音が聞こえてきたんです。まさかこの時期に心霊体験をするとは。ところでエマさん、最近の設立案件ですが、合同会社の形態が多いですよね。この間は合同会社の利益配当の件、クライアントに説明されていましたよね?

ジョージさん:ケンさん、トイレの件は人事部長の森田さんだよ、きっと。

エマさん:ジョージさん、今回コメントそれだけ!? 利益配当については結構面白いんですよ。株式会社は種類株式がなければ、出資比率に比例して配当が行われるのが通常だけど、合同会社は出資比率ではなく社員の合意で自由に分配が可能なのよ。特別な貢献をした社員に多く配当を与えたい時にも、合意に基づき、出資額に関係なく配分できるから、活用の仕方によってはインセンティブにもなるよね。

ジョージさん:人事部長の森田さんに賞味期限ぎりぎりのハロウィンケーキを渡したのが良くなかったかな。。

おわりに
今回は、合同会社の利益配当について概要をご説明しました。
なお、今回の解説も、概略的な内容を紹介する目的で作成されたものですので、専門家としてのアドバイスは含まれておりません。
個別に専門家からのアドバイスを受けることなく、本情報を基に判断し行動されることのないようお願い申し上げます。
ご不明な点等ございましたら、お気軽に弊社までご相談下さい。

(参考資料) 

会社法第622条 

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